HSPのマイナー(?)な仕事選び。私はオフィス恐怖症です

お題「わたしは○○恐怖症」 に参加させて頂きます。

 

私は "オフィス恐怖症" です。

厳密に言うとオフィスワークなのですが、仕事内容に限定せず環境についても触れるので、オフィスとさせて頂きます。

 

"HSPは、人との関わりが少なく雑音の少ないオフィスワークでルーティン業務をこなすのが向いている" という解説記事をしばしば見かけますが、私は逆に、オフィスワークがとても辛いと感じます。

過去2社でオフィスワーク有りの仕事を経験しましたが、もれなく精神が追い詰められ、いずれも1年経たずに辞めてしまいました。

 

HSPの私がオフィス恐怖症だった理由は以下の通りです。

 

①常に周囲の目がある

パーテーション等のない同じ空間に長時間人が居る環境が、とても窮屈でした。

常にパフォーマンスを見られている感覚があり、小さい会社または部署である程、その見る目は分散されにくい傾向にあると感じます。

HSPは周りのペースに呑まれないことで精一杯なうえ、仕事を慎重に進める傾向にある中で、ペースの乱れに繋がりやすい "見られている感覚" に対する自己防衛の方法がない環境は、非常に窮屈に感じました。

 

②同じ人と近い距離で関わり続ける環境がストレス

自分が周囲の変化に敏感な分、自分の些細な変化を相手に読まれてしまうのではという不安もあり、強いストレスに繋がっていました。

加えて、話題が尽きてしまう心配や逆に詮索されてしまうのではという不安など、コミュニケーションに対する気苦労も絶えず、どっと疲れてしまっていました。

(ちなみに、少し話は逸れますが、営業やカウンセラー等、同じお客様と長期間関わる必要のある環境も、強いストレスにより続けられませんでした。)

 

③静かすぎる環境が多い

行動や音が全て筒抜けになる感じがとても苦手でした。

周りの話し声や音が気になってしまうのと同様に、自分の行動も相手に見られている感覚に陥り、萎縮してしまって常に心がざわざわしていました。

 

④暗黙の了解で成り立つ仕事の多さに疲れる

"これくらいできるよね?" "これくらいの塩梅で報連相するよね?"という、何事もまずは暗黙の了解を察知するという雰囲気が、オフィスワークには特に多い印象がありました。

HSPは、仕事以外の些細な行為に対しても、常に無意識に空気を読んでしまって疲れるので、仕事での空気の読み合いと察し合いの連続に、人一倍疲弊しやすいのだと思います。

 

オフィス恐怖症とはどう向き合ったか

オフィス恐怖症は社会人にとって致命的で何とか克服しなければならない、と思い詰めていた時期もありましたが、オフィスワーク2社目の短期離職を経験したことをきっかけに、"私はオフィス恐怖症なのだ" と認めました。

上記の辛さを振り返った上で、克服する前にメンタルがやられてしまうから克服は難しいと悟り、少しでもオフィスワークを求められる仕事は諦め、自分に合う環境に身を置き続けることにしました。

 

オフィス恐怖症のHSP、何の仕事が向いている?

HSPの中では少数派だと思いますが、今は接客業を中心に仕事を選んでいます。

関係を継続することに不安を感じるタイプのHSPであること、不安を引きずる猶予なく強制的に次のお客様に関わることが、仕事上の対人ストレスおよび不安を緩和してくれているようです。

"じっくりと関係構築をする仕事はHSPの強みを活かせる" と言われがちですが、私にとっては、弱みを引き出す場所となってしまいます。

一瞬の関わりの繰り返しの中で次々と最高のパフォーマンスを生み出し続ける接客業の方が、心の安定に繋がり、私には合っていました。

 

オフィス恐怖症のお話から派生させて、HSPのちょっとマイナーな仕事選びのお話をさせて頂きました。どなたかの参考になればいいなぁと思います💭

 

最後まで読んで頂きありがとうございました🦔🌿